国際教育シンポジウム・講演会

国際教育を考える―こどもたちの未来と英国


1992年7月11日、英国国際教育研究所とJETRO-LONDON日本貿易振興会とで共催。まず英国国際教育研究所の図師照幸所長が基調講演を行いました。そのなかで図師所長は、国際教育とは何かという命題について、「異なるということを正確に認識し、その上で愛することのできる力をつける教育」と定義しました。続いて、『週刊朝日』や『朝日ジャーナル』等で活躍中のフリー・ジャーナリストの秋島百合子氏より「学校を通してみたイギリス社会」、英国四天王寺学園校長の出口順得氏より「聖徳太子の教育理念」、毎日新聞ロンドン支局の菊池哲郎氏より「教育と自由な考え方」、と題してそれぞれ講演が行われました。次に、フィジオ・セラピストの新藤信子氏が「宿題・考―日本の宿題・英国の宿題」と題して研究レポートを発表。ついで各氏によって、「英国に学ぶとは何か-検証・日本の教育」をテーマにパネル・ディスカッションが繰り広げられました。会場からは積極的な発言が多くあり、熱のこもったシンポジウムとなりました。






特別講演会
21世紀の若者たちへ―国際社会と国際教育―


1993年4月26日、ロンドンのリージェント・ホテル(現在のThe Landmark London)にて開催。ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン氏、元駐日英国大使ヒュー・コータッツィ卿を迎えて、講演会および対談が実施されました。







特別対談
リチャード・ブランソンと図師照幸の
<地球はまだまだおもしろい>


英国を代表する世界的実業家であるヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン氏の自宅に図師照幸英国国際教育研究所所長が招かれ、長時間におよぶ対談が行われました。テーマは「子どもたちと教育」。子どもたちの伸びやかさを復活させよう、それは大人の義務だ、との見解が一致しました。教育新聞『大きな地球』に連載されました。





鼎談
今、子どもたちに何が必要なのか
ぼくたちの子どものころを思い出しながら語り合ってみよう


関口照生(写真家)/竹下景子(女優)/図師照幸(国際教育学者)(左から)





スペシャル・スピーチ
IIELを歓迎し、ともに歩みます


テリー・マローン(ロンドン市グリニッジ区メイヤー)



講演
異質文化の間で考えること

井上壽子(武蔵野女子大学名誉教授)


特別記念講演
言語の習得と育成

野地潤家(広島大学名誉教授、鳴門教育大学元学長、全国大学国語教育学会元理事長)


講演
日本語教育の現状と将来

小野博(大学入試センター教授)/マークス寿子(作家)/図師照幸(国際教育学者)(左から)


パネルディスカッション
今、子どもたちに何が必要なのか

木村治雄(東京三菱銀行常務取締役)/大貫康雄(NHKヨーロッパ総局長)/伊藤克敏(神奈川大学教授)/毛利嘉孝(九州大学助教授)/若林茂則(群馬県立女子大学助教授)(右から)


講演
Teaching Young Learners: Three Stages

アニー・ヒューズ(ヨーク大学教授)

国際教育講演会題目一覧

・英国における早期外国語教育の実際
・英語が苦手な教師のための小学英語教育入門
・総合的な学習の時間と国際理解教育
・ことばの教育が拓くもの
  ―国際教育・児童英語教育の可能性
・世界の中の日本語と日本の中の英語
・国際理解教育と教師の位置
・教育の未来と小学校英語
・こどもたちの未来と教育
・「総合」は教師の何を変えるか
・英語は教育を救うか
・検証2002 孤立する日本とその教育
  ―日本的国際教育の限界
  ―たとえば、総合的な学習の時間など
・「総合的な学習のエネルギー」
  ―小学校英語と英国式プロジェクト・ワーク
・教科か総合か
  ―小学英語の位置と未来
・外国語教育の理論と実際
 ―日本語教育と児童英語教育<Ⅰ>

・外国語教育の理論と実際
 ―日本語教育と児童英語教育<Ⅱ>
・英国における早期外国語教育の実際
・英語が苦手な教師のための小学英語教育入門

・英国の子どもたちが学ぶ日本語と日本の子どもたちが学ぶ英語
・日英の外国語教育の理論と実際
・英国の教育と日本の教育Ⅰ 
  検証:ことばと学力
・英国の教育と日本の教育Ⅱ 
  検証:小学校外国語教育はどこへ行くのか
・英国の教育と日本の教育Ⅲ 
  検証:小学校外国語教育の視点
・英国の教育と日本の教育Ⅳ 
  検証:小学校外国語教育の視点
・IIEL Open College in Tokyo
  検証:日本の教育2009-ことばと教育