大学院日本語教育学研究科日本語教師養成課程
T.S さん
[DIPLOMA 課程]
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人間の想像力なんてたかが知れているものです。1年前の私には今の自分のこの生活の事など思いつきもしなかったでしょう。
ロンドンに渡り日本語教師を目指して勉強中だなんて。
英語が全く分からないのに大丈夫なのだろうかという不安がありました。
勿論、私は困りませんが周囲の人が困るのではないかと思いましたので。
中からではなく外から見なければ分からないことというのが本当に沢山あるのだな、ということをここに来て感じました。
特に自分が日本人であるということは当たり前の事過ぎてそれが何を意味するのかなんて考えたこともありませんでした。
でも今はその事を考えない日は殆ど無いでしょう。ロンドンには多くの国の人が共に生活をしています。
そういう人達にとって自分は一番近い日本であるのです。絶対に人として恥ずかしい事はできません。
それは私自身だけでなく日本人は、と見られてしまうのですから。
IIELで私は学外での活動を通して多くの人と出会う機会を持たせて頂いています。
子供達と創作活動をしたり目の不自由な方への新聞作りのお手伝いをさせてもらったり。
その中で特にホスピスへ訪問する機会というのはこの学校へ来なければ生涯ありえなかったでしょう。
そこで何を学び、何を得て行くのか、今自分のしていることに何の意味があるのか、まだまだ答えは見出せていません。
迷いや不安、後悔の連続です。ですがそんな思いを味わわなければ知り得なかったことがこれまでにも沢山ありました。
楽しいことばかりではありませんがいずれも部屋で本を読んでいるだけでは決して味わうようなことは出来なかったでしょう。
私にとって出会う人全てが私の先生です。沢山のことを色々な形で教えてくれます。ここでの出会いは私にとって掛け替えの無い財産なのです。
いえ全ての出会いがそうなのでしょうけれどIIELに来るまではそんなことに気付きもしませんでした。
出会いがあるからには当然別れもあります。だからこそ今という時間をこの上なく貴重に思えるのです。
貴方に出会えて良かったと思われる様なそんな日本語教師を目指して日々励んでいます。
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